日本時間の3月11日、ドイツはベルリンのフィルハーモニーで、「相馬子どもオーケストラ」の代表メンバーがベルリンフィルの有志メンバーと共演させていただきました。指揮者のドッズさん(第二バイオリン奏者)、第一コンサートマスターのスタブラワさん他、ファゴットやコントラバスの首席を含む蒼々たるベルリンフィルのメンバーとドイツの一流音楽家たちがボランティアで参加してくださいました。またベルリンフィル財団の協力により、9日と10日はフィルハーモニー室内楽ホールの使用が終日無料でした。こうしたことがすべて可能になったのは、ハウバー博士とその奥様のイングリットさんの人徳によるところが大きいのです。「5年後の福島」という主題のついたこのコンサートは、小児科医であるハウバー博士がメンバーのIPPNW(核戦争防止国際医師会議)-Concertsが主催しました。IPPNWといえば、エル・システマジャパンが設立まもなく資金不足にあえいでいた時、まさにこのフィルハーモニー室内楽ホールでチャリティーコンサートを開催し、「相馬子どもオーケストラ」の設立のためにその売り上げを全額寄付してくれた組織です。今回の「相馬子ど
